その日から”あなた”と”一緒”の
生活が始まりました。
つらい時、悲しい時
いつも”あなた”が
そばにいてくれました。
朝と夜のおさんぽ
毎日いっぱいいっぱい遊んで”笑い”ました。
どろんこになって帰った時
お母さんに一緒に怒られましたね。
なくしたはずのオモチャを
”あなた”が見つけてくれました。
特別寒かった冬
珍しく積もった雪の中を
楽しそうに
走り回っていましたね!
家族で行った海水浴
じょうずな”いぬかき”を
見せてくてましたね!
入学式や卒業式の家族写真は
もちろん”あなた”も一緒
友達や部活そして就職
”あなた”と過ごす時間が
少ない時もありました。
疲れた時、嫌な時”そんな時”も
”あなた”はわたしを”笑顔”に
してくれました。
いつもの散歩、少し
歩きにくそうな”あなた”…
動物病院で診てもらうと
…骨肉腫…でした。
潰瘍が大きくなりすぎ
また老犬のため手術できません。
ごめんね…
もっと早く気づいてあげられなくて…
嫌いなお薬も無理に
飲ませました。
1年間の闘病生活…
”あなた”は頑張りました。
皆んなが見守る中、
私の膝の上で”あなた”は
旅立ちました。
”ありがとう”そして”いつまでも”
辛い事もあったけど、思い出すのは
楽しい事ばかりです。
”あなた”が”わたし”を大きく成長させてくれました。
大切なことを教えてくれました。
”あなた”と過ごした12年間
本当に”ありがとう”
“あのこ”とお別れした時はとっても悲しかったです。
でも本当に辛く悲しいのは、年を重ねて
”あのこ”との日々を思い出せなくなることです。
これは「ある少女と一匹の物語」です。
記憶は徐々に色褪せ薄れてゆくもの、
別れは本当に悲しみではありません。
思い出せなくなることが本当の悲しみです。
あなたと、あなたの大切なパートナーが過ごした日々
素敵な物語を1冊の本にまとめてみませんか?